老後の田舎暮らし

うちの家が四方を狂った果実に囲まれているというのは


以前に書いたと思います。

スイサイド連発で虐待で窓からドアが飛び出してたり

うちの飛び出し坊やを自分の家の死んだ犬の小屋に入れたり

妙な宗教団体に入って白装束で儀式をしたり

家の塀に畳を立てて出刃包丁をころしてやると叫びながら何度も刺したり

とまあ普通では考えられない環境ではあるんですね。

小さい頃から住んでますので

慣れているのか特に過剰に反応することは無いんです。


で、5年ほど前でしたか、

2軒隣りの家が全員死んで空き家になりまして

そこに年寄り夫婦が引っ越ししてきたんです。

どうやら高知県から田舎暮らしがしたいとかで来たそうで、

なんでまたピンポイントでこんな磁場の狂った場所を選んだのかと

干し柿のような笑顔でカツオのタタキを持ってきてくれた

ご夫婦を見ながら思ったわけです。


ここ最近よく言われております

地方創生からの移住定住促進絡みで

定年を迎えて田舎暮らしを希望される方が多いようですが

都会で住まれていた方に申し上げておきますと

田舎暮らしは必ずしも楽しいものではない。

アマゾンが即日届かないとかそういう意味ではなく

映画やドラマのようにほのぼのとした雰囲気を想像してやってきたのであれば

密林に潜むトラバサミをわずか2歩目で踏みつけるかのような不意打ちで

全てが夢のまた夢であったと気付くんですよ。

田舎というと妙な村意識が強くて

いわゆる自治会にしても自分たちのなわばりへのチャチャ入れをすごく嫌う。

簡単に言うと転入者をまるで宇宙から来た生物のように見るわけです。

村の中でまるで鎮火を待つ火事場のような対応をする。

新しく来られた老夫婦は高い金を出して家を古い一軒家を購入し、

のんびりとした田舎暮らしを夢見ていた自分が

夜の海へオールも明かりも無く飛び出して行ったのと同じことだと

2日目で気付くわけです。

そして自分の近隣の家にいるのが完全に異次元の生き物だと気付くという

強烈な不意打ちに膝がガクガクになり

目の前の景色は紫色に変わってゆくんですね。


転入されてしばらくはご挨拶しても

にこやかに返していただいていたんですが

ここ最近こっちが挨拶しても無視し始めるようになり

よく近所の人と大声で怒鳴り合っている姿を目撃したりと

ああ、これは時間の問題だなと思っておりますと


今月またどこかへご転出なさる


とご連絡がありました。


とまあうちの場合は相当極端な例であると思いますが

田舎への転入は百の希望の九十九までが死滅する覚悟を

しておいて良いかもしれません。

main_img3.jpg 

やめとけ。



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2 Comments

しなちく太郎 says..."定年後は"
田舎に引越して〜←夢実現

超老後 ←やべぇ!車も運転出来ない!何も無い不便!誰かタスケテ

超老後の生活は考えて無いんですよねきっと。
2016.05.19 08:38 | URL | #i9O9klkY [edit]
小川徹宗 says..."Re: 定年後は"
しなちく太郎さん

だから必要なんですよ。姥捨て山が。
自分から突入する新型が。
2016.05.20 08:18 | URL | #- [edit]

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