トレイとパンとオジイ
慣れない場所ってあるじゃないですか。
最近でいうとほら、俺が初めてスタバに行った話(過去ネタ参照)とかね。
自分が哀れな状態になるのはいいんですけど、
たとえばええ歳した人とかでそういう慣れない場所に行ったというより
行かされた人ってかわいそうなんですよ。
私は特に食べ物系に弱いのはご存知のとおりなんですが
あのですね、今年の春にお遍路に行きましてね、四国遍路にね。
で、バスで行くんですけど、オジイとかオバアがほとんどで、
まあ普通に1日目2日目としょぼい飯を食ってたんです。
ところがツアー会社、周りにええしょぼいとこがなかったんでしょうね、
ちょいとこじゃれたお店なんか選んでやがりまして
こっちはジジイ、ババアを大量に連れてオシャレバイキングですわ。
まあ別にアタクシもバイキングくらい知ってますよ。
ところがちょっとこじゃれるとね、
お料理が見たことないようなモノになっているわけです。
もう年寄りから見たらただのゲテモノに見えるんですね。
食べ物を残すのはよくないと考える世代なので
お料理を残すなんてできない。
なので知っているものばかり取って席へ戻ってくる。
その結果
お皿ではなく
トレイにパンを3つ載せてジジイが帰ってきている。
いや、ほかにもいっぱいあったでしょうがって言うたら
「わしはパンが好きやねん」
と強がりを言う。
やがて3つパン食べ終わって周りを見ると
ほかのババアとかはわけのわからんものを食べているので
自分もやっぱ食べてみたいと思うんでしょうね、
立ち上がりフラーっと食べ物並んでいるほうへ行く。
そして
新しいトレイにパンを3つ載せてお戻りになる。
まあええねんけどな、
まあええねんけどよ。
お年寄りにこじゃれたところはキツイねん。
勝手がわからんからな。
オジイオバアを飯食いにつれていくなら
だいすけ食堂みたいなとこがええねんて。
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