眠ってはいけない


ひとつのことをやろうとすると

全員が賛成してくれる案件というのは実に稀であります。

まあ「つまらん!死んじまえ!」みたいな反応を示される場合は

まだ自分の案がつまらないのだなと納得するんですが

「品位に欠ける」とかそういう方向から反対されると

殺し屋を雇うことを真剣に考えてしまいます。



つい先日も鼻の長い羽の生えた人形を飛ばす仕掛けのプレゼンをしたんですが

死ね死ね団みたいな連中にアホがクソがと猛反対され

思わず13年式Gトラクター売りたしの広告を出してしまうところだったとかなかったとか。

考え事が多すぎて心が疲弊し始めましたので

ゆったりと時間の流れる空間に身を置きたい

そう思いましてですね、

諸般の事情から乙女とプラネタリウムとやらに行ってきたんです。


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お客さんは少なくて、数組のカップルとオバアの集団。

そんな中映写始まりまして

ドームスクリーンに映し出される美しい星を眺めて

うっとりとしていますと後ろに座ってた

飲み屋のねえちゃんみたいな派手な女を連れてたおっさんが

開始わずか4分で昏睡状態に入りまして

ブーブーいびきをかき始めたんですね。

この美しい星たちに囲まれながら貴様何を考えてやがると

軽く苛立ちながらも、まあここは俺なりに楽しもうと。




しかしあのナレーションっていうんですかね、

施設の乙女スタッフが実にやわらかい包み込むような

まるでテンピュールみたいな声でしゃべるわけですよ。

「そう、今ですと西の空には木星と金星が・・・」

としっとりと喋る。

そのうち星の説明が

「さあ、眠りなさい・・ゆっくりと目を閉じて・・眠るのです・・・」

みたいに聞こえて来まして

睡魔(LV68)が襲い掛かってくるわけですよ。

これが実に凶悪で、もうどんどんまぶたが降りてくる。

意識も途切れ途切れになってくるわけですが、

こっちは乙女を連れていますからね、

ここは眠ってはいけない。眠れば後ろのおっさんと同じになってしまう。

隣の俺がブーブーいびきを発生させてしまうと

乙女はきっとがっかりしてしまう。

寝るんじゃない!!寝るな!!!と必死でこらえ続けた後半30分。



あと10分続いたら完全に落ちたであろうと思われる状態で

頭フワフワしながらホールを出まして

「いかがでございましたか」

と問いましたら


「なんか学者のおっさんの説明くらいから寝ちゃってた」


ですと。


次のデートでプラネタリウムに行くのに!とご心配されている皆様方、

どうぞ安心して昏睡くださいませ。



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