こうやるもんなのだ
うちの職場のボスが先日交代になったんですけど
まあ多分そうだろう、ほぼほぼそうだろうと思ってたところ
500%間違いなくウイグル獄長だった
ということに気付かされて
日々戦々恐々として過ごしている44番房の囚人小川です。
みなさんご機嫌いかがでしょうか。
えー、何と言いますか
人形を造るうえで自分なりに壁と感じていることと言いますと
人生最大にして最強の敵
「めんどうくさい」
でございまして
これとどう向き合うかが作品のレベルを左右すると考えております。
昨夜は
こんなゴミみたいなのを表面に貼っていく作業をしてたんですね。
スカをチョリっと削って、そのゴミみたいなのを指でこよって
ツールの先に付けて位置を決めて貼る。
表面馴らす。
またチョリッと削っての繰り返し。
過去の自分をさかのぼれば、ほぼほぼ間違いなく壁に投げつけて
おととい来やがれと叫んでたと思うんですが
不思議とですね、ひとつの壁を超えるとそうでもなくなる。
去年に造ったこれ
250個くらいのヒダを1個ずつ削って造って貼り付けたんですが、
これを完成させてから、
こういった作業がたいして面倒くさいと感じなくなったんですね。
「頑張ってる」という意識が無い。
「こうやるもんなのだ」とシレーっと作業できるようになったわけです。
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※KRS35シリーズで世間ではガラモンだけなんで小さいんだと話題になってるようですが
ウルトラQで資金の関係上ダム湖のセットを小さく造るしかなく
撮影でダムを大きく見せるためにガラモンの着ぐるみ自体を小さくして
中には背の低い高橋実さんって方が入ってたからです。
もともと着ぐるみが小さいんすよね
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おかげさまで改めて分かったのは
モノづくりで一番大切なのはやはり
「完成させること」
でありまして、
技術であるとかメンタルであるとかは
その後に勝手について来るもんなのだなと。
ハッ!まともな話になってしまった!!