お大師さんがアチチでもう

真言宗のおうちであれば、

多かれ少なかれ弘法大師の掛け軸もしくは像があると思うんですよ。

アタクシ四国遍路をまわってまして、

行く先々でどう考えてもあり得ないであるとか

捏造も甚だしいとか

お大師さんそれはあんたヤンチャが過ぎませんか

みたいなお話をよく耳にいたします。

以前書いたんですけど徳島では有名なのかな、

サブロウさんのお話で。


金持ちサブロウ・エモンの家の前で托鉢をお大師さんがやってまして

ちょーちょー迷惑だからどっか行ってよと言うても

しつこく家の前で托鉢をしなさる。

7日間もサブロウの家の前で1日中やってしまうお大師さん。

これはさすがに精神的にやられてきます。

今であれば警察に通報するとこですし、

また御接待は本人の意思による寄附、譲渡であって強制されるものではない。

なので7日目にとうとう

「オッサンええ加減にせえよ!」と

サブロウさんがブチギレて竹ぼうきで追い払おうとしましたら

お大師さんの手に当たって

托鉢の鉄鉢を落としてしまい

それが8つに割れましたと。

一応申し上げておきますと

鉄パイプであったり鈍器のようなものであったり

はたまた鋭利な刃物で傷つけたわけではなく、

サブロウさんが手にしていたのは


竹ぼうき


であることを忘れてはいけません。

そうしましたらですね、

その翌日からサブロウさんの8人の子どもが

次から次へと原因不明の高熱にうなされ

じゃんじゃん死んでいくんですね。

結局サブロウの子ども全員が死んでしまう。


そこでサブロウさんはこれはきっとお大師さんに

おれがあんなことをしてしまったからだ

だからこれは呪詛に違いない。謝らなければ、

謝らなければ呪はとけない!

ともうある意味分裂症みたいなってしまいまして

家の前でお経をあげていた不審者を追いかけたんです。

ところが追っても追ってもお大師さまに追いつかんもんですから

閏年に逆にまわってみたら

焼山寺の手前で出会いましたと。


サブロウさんはえらいすんませんでしたと謝ったんですけど

ずっとあるいとったんで密かにもう死にかけていまして

よく来たね、最後の願いを聞いてやろうとか言われて

最後の願いは伊予の国の国主の家に生まれ変わらせてくれなんていう


お前、四国遍路をまわりにまわってよくもまあ


みたいなお願いごとをしてみたら

石を渡されてコトンと死んじゃうわけですね。



でまあその先は手を開けへん赤子が生まれて

3歳になって手を開いたら石を持ってて

石には「俺サブロウ」って書いてあったとか


いやちょっと待って下さい、

お大師さんやってることめちゃめちゃじゃないですかと。

裁判所もサブロウの味方しますよと。

ダウンロード
※サブロウ死ぬ直前の状況


他にも色々あるんですけど、まあ有名どころはここですか。

でね、そんな話をいっぱいいっぱい聞いてたらですね、

俺自身がお遍路まわりつつも

弘法大師については眉を唾でべとべとにするほど信用してなくて

人に聞かれても

「ああ、あのゴジャもんですか?」

と申し上げちゃう始末であったわけです。


ほんで。

前からいうてますが僕が修行させてもらってる先生のお堂には

真言宗のそれでございますので、

本尊右側に弘法大師の掛け軸がかかっている。

で、その日お勤め後にお堂の中を改修しなくちゃいけなくなって

お勤めを神妙に行いまして、

お大師さんの掛け軸を俺がはずしてクルクルと巻いておりましたところ、

丁度お大師さんの人物絵部分が


アッチチチになっとりまして。


熱いんですよ。

明らかに熱い。

風呂の設定温度で言うたら

多分50度はあったと思うんです。

護摩も焚いてないのに、直射日光がずっと当たってたわけではない

のに、あんたの絵の部分だけアチチじゃねえか!ともう俺びびっちゃって。

心の中で

いやいやお大師さん、あたしゃお大師さんを信用してないですとかね、
そういうことを言うとるわけでは無くてですね、
いやむしろお慕い申し上げておりますっていうか
え、いや怒ってはるんですか?
いやもうほんとすみません、申し訳ありません


なんてことで大騒ぎ。

以後、お大師さんの気に障るようなことをせんように

注意して日々過ごしております。

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