ゴーゴーコール

こうバスで旅館とか泊まるじゃないですか。


で、帰る時によく旅館の従業員がバスの見送りで

表に出て来て数人並んでバスに手を振るっていう光景がありますよね。

あれを見ていつも

旅館側は「また金落としに来いよポンスケー」と思ってて

客側は「二度と来るかボケー」と思ってて

そのお互いが偽りの笑顔で手を振りあっているんだろうなとか

もうそんな想像しかできなくなっている俺の頭は腐っています。

みなさん新しい週ですよ。おはようございます。


えーさてさて。

アタクシこう見えましても高校の時

生徒会長、陸上部部長、応援団副団長と

人柄ではなく明らかにネタで選ばれたであろう役をしてたんですね。

で、その中の陸上部なんですが、

当然ながら大会に向けてみんなは練習するわけです。

地方から中央へと勝ち進んで行くために。

うちにはホンダ君という短距離を

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まるでT-1000みたいな速さで走る子がいまして

200m走をどんどん勝ち進んでたんですよ。

で、その何て言うんですかね、

今はどうなのか知りませんけど、当時短距離では

ワー!キャー!ではなく


ゴーゴーコール


っていう、一体どこのポンスケが考えたのか、

部員全員でスタンドから叫ぶっていうのを他の学校も含めやっている。

どういうのかというと

ゴーゴーレッツゴーレッツゴーホンダ

というのを

ドンドン、ドドドン、ドドドン、ドドドン

のリズムで叫ぶ。

それを最初は部長がリードで叫んで

次に全員が同じことを繰り返す。

それを選手がゴールするまで繰り返す。

くだらないを遥かに超越して死ぬほど恥ずかしい。


そんなことやったってですよ、

神戸ユニバー記念競技場のメインスタンドの上の方の端から

トラックで200m全力疾走中のT-1000ホンダ君に

聞こえるはずがないじゃないですか。

向こうはジョンコナー捕まえるのに必死ですよ。



最初の予選のうちは「部長、ゴーゴーコールを」言うてきても

「あーあーそんなんせえへんせえへん」で済んでたんですが

なまじT-1000が速すぎて、とうとう決勝まで進んでしまいまして。

いよいよ周りの女性部員も「この部長はだめだ」みたいな雰囲気ですよ。

で、最終通告みたいに「部長、最後です。ゴーゴーコールを。」

とか言うもんですから、もうこっちもせなしゃあない。

1000歩譲ってせなしゃあない。

なのでおもむろに立ち上がって部員を集めて

「ほなやるでゴーゴーコール」

にわかに色めき立つわけですよ部員が。

あのチンピラの部長がまさかのゴーゴーコール。

ゴーゴーコールで速くなるなら誰もドーピングするかボケ。

ホンダ君がスタートラインに付きましたわ。

位置についてー、よーーーい、パン!!

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俺「ゴーゴーレッツゴォー!レッツゴォー!ホンダ!!」

部員「ゴーゴーレッツゴォー!レッツゴォー!ホンダ!!

俺「ゴーゴーレッツゴォー!レッツゴォー!ホンダ!!」

部員「ゴーゴーレッツゴォー!レッツゴォー!ホンダ!!


これね、100mやったら2回繰り返して終わりなんすよ。

大体10秒勝負ですからね。

ところが200mになるとその倍あるわけですよ。

もともと同じことを繰り返すのが嫌いだし気持ち悪い。

2回目のゴーゴーレッツゴー言うた後で

次は違うこと言わな!違うこと言わな!

で、


俺「イッケェー!イケイケイケイケホンダ!!」

部員「イッケェー!イケイケイケイケホンダ!!


なんとかセーフ!なんとかセーフ!

次でゴール、最後や!最後!でもネタが無い!

何させたらええねん!ああああー



俺「イックゥー!イクイクイクイクホンダ!!」


部員「イックゥー!イクイクイクイクホンダ!!


イックゥーて。


終わってからホンダ君に聞いたんですよ。

フィールドから聞こえるん?と。

「聞こえるわけあらへんでしょ」

と返されて以来、

俺が部長の間はゴーゴーコール完全封印です。






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