俺の大切なクロムハーツが取れてだな。

ちょっと前から奥歯がグラグラでね、


奥歯にかぶせたクロムハーツのシルバークラウンが

なんか長靴みたいになってたんですよ。

なんか噛むたびにガッポガッポなるんですね。

すごいイライラするんで歯医者に行ったんです。


で、デンタルドクターに俺のクロムハーツがガッポガッポで

スゲーイライラするんでビシっと女のブーツみたいにしてくれやと説明したんですよ。

ほなまあ診てみますねとかいうて

なんか口の中に棒を突っ込んできて俺のクロムハーツをクリクリしまして

「ちょっと触りますけど、痛いと思うんで麻酔しますね」

いうて麻酔の準備を歯科助手に指示しているんです。

はっきり覚えているんですけど、そのタイミングで院内に流れているBGMが

「サヨウナラ~アリガトウ~また会えるカナ~」

みたいな曲になったんで、すごい嫌な予感がしたんです。

麻酔の準備のできたデンタルがディズニーの曲の流れる注射器で歯茎に5発。

完全に唇ビロビロになってから

「ほんじゃ触りますよ」いうて

なんか口の中に
P211Z.jpg

こんなもんが入っていったのがチラッと見えたんですね。

こいつまさかと思った次の瞬間

「あ、取れた」

って言いやがって俺のクロムハーツを挟んで見せよって。

それ見た瞬間

inazuma.jpg 

ですよ。

俺の大事な永久歯が、完全別パーツになっとるわけですよ。

で、

「取れちゃったんで根っこも抜きますね」

いうて砂場で遊ぶ幼児みたいに歯茎をザックザックして

俺の大事な奥歯を更地にしてしまいよりまして。


処置終わってから

「歯なくなったじゃねーすか」

「そうですね、今はもう」

「今はもうじゃねーすよ。インプラントしてくださいよ」

「インプラントうちじゃやってないんです」

「やってねーってどういうことよ」

「アレコレカクカクシカジカ」

「インプラントできねーって、ほんじゃやる前に聞いてよ!抜くよ?とか」

「はあ。まあ今後は入れ歯・・」

「じゃあインプラントできる歯医者の紹介は?」

「紹介とかやってないんです」

「・・・もういい。」

とまあそんなわけで上の奥歯の奥から2番目がなくなったんです。

グラグラしてた奥歯がビシっとならずに

ただ消滅した。



永久歯は大事にしなくてはと思ってただけに

こういざなくなってしまうと

個人的な印象としては右腕を切り落とされたみたいな感覚になっちゃって

すごい夜落ち込んだんですよ。

ああ、永久歯が無くなってしまったと。

食べ物砕く工場が倒産したと。

あの悲しい曲はそのサインだったのか、

気付いてやれなくてごめん、俺の奥歯

そんな感じであまり夜も眠れず翌日出勤してね、

歯が無くなったというのをネタに同僚を笑わせてたものの

自分は何も面白くないわけです。


で、おひるやすみに今はもう回復してきて元気に出勤している

愛すべき竹内君に出会いまして

「いやあ、奥歯がなくなっちゃってさあ、へこんでんのよ」

と申しましたところ、

「そんなへこむような事ちゃうやん」

なんていうわけです。

このやろう、この間までロープもって山に入って

首吊りによい枝ぶりの木探してたキサマが何をいいやがる

と一応反論しましたら

指で口をぐいっと横に広げて

「俺、前から見えてる歯から奥は1本もあれへん」

と。

「え!!奥歯1本も無いやん!犬歯までしか無いやん!」

「そやで。」

「こないだ肉ウマイいうて焼肉食ってたやん」

「肉くらい食うがな」

「食べ物砕く係の奥歯が無いやん」

「それはもう前歯に兼務してもらいよるがな」

「前歯は噛み千切る係やんか」

「慣れたら前歯でもいけるいける。気にしすぎやで。」


もうね、すごい心が楽になったんですけどね、


この人は本来もうちょっと気にせなあかん部分が欠落してて

全然気にせんでもええことを気にした結果

心が壊れてどこかへ行ってしまうところだったわけじゃないですか。

だからとりあえず高いですがインプラントはしとこうと思っています。








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