まあそんなこともあったという話
やあやあみなさんお久しぶりでございますね。
このクソファッキンシルバーウィークはいかがお過ごしでしたか。
あたくしは5日間ひたすら机に向かって粘土という
幼稚園児でもやらないような荒行をやっとりましたにもかかわらず
当然のように返ってくるチェックバックで
すっかりガンジーのようになっております。
えー、先日ツイッターでご案内いたしましたKRS35の3体ですが、
ガラモンが調子よくあみあみの総合ランキングでも5位にはいっとるなど
原型担当させていただきましたものとしては嬉しい限り。
じつはガラモン、他の2体とは比べもんにならん苦労がありまして
ビラビラをどうすっかってところでそもそも躓きましてね。
大きいサイズだとビラビラ1個ずつってのが定石のようですが
残念ながらアタクシが造るのは1/35スケールで。
んなもん出来るわけないだろ、エポパテでひっぱり出してやるかと
えっさえっさと造って画像送ったら
「あかん」
とお返事。
一瞬目の前黒くなって
うそもほんまも1個ずつやるしかない。
(この返事もらった時、脳腫瘍の検査中)
しかし一体何で造ればええんかとウンウン唸ってたどり着いたのがレジンだったんですね。
1個ずつ削り出すしかないかと。
ところがアタクシ抜きはもうずっと業者任せで家にレジンなんか無いわけで。
なので京都の抜きの匠、ガン王のガス山ガス三郎先生にお電話いたしまして
「先生、机の中に溜まっているレジン棒2本ほどください。」
「なんだね、なぜそんなもんが要るのかね」
「諸般の事情でございます。お話出来ないのはお察しくだされ」
「では送っておこう。複製品はワシに1個送るように!」
「ははー!」
なんてことで送っていただきました。
あとは大体わかるでしょう。
毎日毎日毎日ガラモンのひだを超音波カッターで羊羹みたいにうすーく切って
それに0.3mmの穴あけて、0.3mmの銅線刺して
それをピンバイスに固定して
それを極細リューターでチュンチュンチュンチュンして形つくって
ふー、1個終わり。
えーと、あとにひゃくよんじゅう何個かいな?ギギギ。
つー感じ。
そんなわけで是非欲しいと言うてくださいね。よろしくお願いします。
とまあシルバーウィークは修正ばっかやっとったんで
最終日は気が滅入って荒くれ自由造形などやりました。
新作とか牙剥き出しっぽくなりますが
まあひとつしれっとご期待ください。