ほしかった超合金ロボ
昨日の話の続きですが、
その乙女は小さいころにどうしても出したくて
両親に内緒でサンタさんへと手紙を書いてポストに入れたそうなんです。
切手を貼らずに。
当然郵便局で止まって、郵便局から両親に連絡があり、
その手紙は帰ってきたらしいんですが、
乙女の両親はそれをスウェーデンのサンタ同好会みたいなところにちゃんと送りなおしたそうで
サンタからのお返事が彼女のもとに届いたなんていう
このマークの付いたDVDみたいなお話を伺いました。
さて、ほな自分はどうだったんだと。
ふと思い返しますと
小学校の時からですね、これを買ってもらっていたんです。
組み立ててもビロビロになる付録つきの
中途半端に勉強記事も載ってる
今は亡きあの本ですわ。
これには付録だけではなく、
懸賞応募も前から2ページ目くらいについてまして
それに載ってる超合金ロボ<1名様>がほしくて仕方がない。
おもちゃといえば昨日お話したように
ほいく粘土しか与えられていなかったアタクシ
なんとかこのロボが欲しくてですね、
綴じてある応募はがきに一生懸命ひらがなで書き込んで
記事の感想とかもめっちゃ考えて書いて
親に言うたんです。
「これを応募するので切手を貼ってもらえませんか」
と。
ほな、
「そんなもん切手いらん。郵便受けに入れてたら郵便屋さんが送ってくれる」
というわけです。
当然小学1年生のあたくし、アホですから
ほう、そういうシステムなのか。便利だな。
なんてもんで
そのはがきを郵便受けに入れたんです。
で、学校から帰ってきたら郵便受けに入れたはがきは無い。
ああ、郵便屋さんが持って帰ってくれたんだ。ありがとう。
とニコニコ顔ですよ。
そして毎日超合金ロボが届くのを待ちわびるわけです。
当然何も届かない日が続くわけですが
「なかなか当たらないなあ」
と思いながら小学4年生まで毎月毎月
何も知らずに家の郵便受けにせっせと投函。
小学4年生のある日、
台所のごみ箱に今朝郵便受けに入れたはがきがくしゃっとなって入っているのを発見、
自分以外は信用するな
と気付いた記念日です。