FC2ブログ

悪魔の犬

私どもが小学生とかの頃ですと


正直急成長した日本のマナーの悪さが目立っていた頃でして

それは身近なところでもよく見られたわけです。

うちの近所じゃ犬なんてのは今のようにしつけの方法や心の通じ方など

1ミリも考えるわけでなく、ただ繋いであるだけで

柱の周りを鎖の動ける範囲でぐるぐるぐるぐる回り

足元はくそまみれで錆びた鍋が置いてあるけど水は無い

エサは当然のごとく味噌汁かけた冷や飯という

スードラのような状況で。


おそらくそれが原因だったんだと思います。

うちの近所のマッドドッグ率の高さは。

バン、ジョー、ロッキー、バロン、リッキー

この5匹はわが自治会の中でも誤射精五車星と呼ばれるほどの狂犬で

過去にバロンについては記事に書きましたが

とにかく近くを通るだけでよだれ袋が破れたような感じで

泡を吹きながら吠えまくり我々を威嚇する。

そのころはムツゴロウとゆかいな仲間たちが絶賛放送中でしたので

なんなら俺がと近づきますが

ほぼ完ぺきななりきりムツゴロウトレースで


ヨーシヨーシヨシヨシヨシヨシヨシ、イイ子ダネイイ子ダネ


と近づいても


ギャオロガガガガガガウガオー!!!


と牙剥き出し率170%で何度も鎖を

ビーン!ビーン!

まさに手に負えないんですね。

その中でももっとも凶悪とされたロッキーなんですが

人を噛みたくてわざと小屋に隠れるという

まるで狼王ロボみたいな狡猾さで、

老若男女、来る人来る人噛みに噛み続け

ある日法事で呼ばれたお寺の坊主が何も知らず

ロッキーの小屋の前に自転車でやってきてしまい

猛然と襲い掛かったロッキーから逃げられず

キッチャキチャに噛まれて



右足をアタリメみたいにされてしまいまして。



もうこいつは玄関側には置けないということで(当時は噛まれる奴が悪いと言われていた)

家の裏に隔離されたわけです。

で、何年か経った冬。

田んぼでゴルフをやってますと年老いたロッキーが小屋からヨタヨタと出てきまして

あ!悪魔の犬だ!まだ生きていた!と繋いであるのに私どもが怯えていますと

四足を踏ん張り

天に向かって


ウオオオオオオオオオオオ!!


と吠えて



ドタ。



とその姿はまさに

o0464070013988883050.jpg 


享年8歳、
噛んだ人の数100人以上。






スポンサーサイト

該当の記事は見つかりませんでした。