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暗黒の動物園

皆さんお久しぶりでございますね。


年明けてですね、なんだかんだと役が当たりまして

何とかの会長だとか会計だとか委員長だとか

容赦なくぶち込まれて名刺にもかけないような肩書増えて

全然嬉しくないですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。


えー、昨日村の用事であちこちに行ってたんですけど

昔はこここうだったなとか色あせた記憶を思い出してたんです。

で、ある場所でなかなかのことを思い出した。

今はもう家が建ってしまったんですが

アタクシが小学校の時ですね、

うちの村のはずれの山奥にまあまあ気が狂ったオジイがいまして

動物園を作っていたんですよ。

その名も中川動物園っていうんですが

その存在を知った時に、ムツゴロウとゆかいな仲間たちを欠かさず見ていた

動物大好きのアタクシは心が躍ったわけです。


うちの村に動物園があったのか!ですよ。


父親に聞くと笑いながら「ああ、あるある」と



「けど行かんほうがええ」と。



だけど動物大好きですからね、もう知ってしまえば行かずにいられない。

小学生で時間ありまくりですから

土曜日に同級生で集まって中川動物園に行ったんですよ。

自分の知っている動物園はきれいに整備されてちょとした観覧車があり

象やトラやライオンがいる。

頭の中はその楽しい楽しいウキウキワールドだったんですけど、

聞いた場所に進むにつれどんどんと鬱蒼したジャングルになってくる。

おいおい大丈夫か?などと話し合いながらさらに進むと

そのさらに奥になんていうか



ランボー2に出てきた捕虜収容施設みたいなのが見えるわけです。



もうそこにはウキウキワールドを目指すのではなく

見てはいけない処刑場でも覗きに行っているような感覚しか無く

全員が異常な興奮に包まれている。



やがてその「施設」に到着、

廃材を使用して作られたその建物は震度3で全壊するであろう佇まいで

一つの大きな平屋の建物でその中に動物が収容されている様子。

中からいろんな動物の鳴き声が同時に聞こえ、

それはギャアギャアという苦しみを訴えてくるものにしか聞こえないうえに

かつもう異常なほどの糞尿の臭気にまみれていまして。

なにやら入り口らしきところにマジックで殴り書きしたような感じで

「中川動物園」

と書いてあるがギリギリ読めるくらい。

近くの姫路動物園では入り口に入るとフラミンゴが大きなゲージの中で出迎えてくれるが

中川動物園では幅1.8m、高さ1mほどのゲージに


スズメがめっちゃ入っていて


ゲージには「スズメ」とマジックで書いてある。

中川動物園の最初の動物はスズメですわ。

その隣には「ツバメ」と書いてあるが、

1体の床に横たわったツバメの死骸。

この先に進んでいいものかどうか躊躇するわけですよ。


この暗い建物の奥にチェーンソーを持った仮面の男がいるような気がしてならない。


それでもその奥に何があるのか知りたい好奇心は収まらず、

歩を進めていくと、

もう頭のよだれ袋が破れたんじゃねえかというくらいの表情で

金網に向かって牙を剥き襲い掛かってくる、

完全に狂ってしまっている犬が複数匹。

何度も何度も互いにぶつかりながら金網を掻きむしり、よだれを垂らして吠える。

その表情は威嚇ではなく、完全に相手を殺そうとしている表情ですわ。

その金網の上には


「犬」


と書いてある。


別に珍しくもないのに。




多分過去に色々あったんであろう、

金網は異常なほど頑丈に3重にされていますわ。

犬がいるなら多分猫も・・と奥に行くと

奥から「ブギャーーー!」という雄たけびとともに暴れだす何か黒いものが

鉄板で作られた箱の中で何かが暴れているわけです。

鉄板にドーンドーンとぶつかっている。

鉄板には空気穴が開いており中が覗けるんですが

その鉄板に書いてある。


「猪」


と。

ドーン、ドーン、ブギャアブギャアと

爆発前の爆弾みたいな鉄板の箱で建物内終了。

もう先はないので引き返し、

白いよだれを垂らし襲い掛かってくる犬どもを横目に

外に出てぐるりと回るとオッサンの手掘りの池があり、


「カメ」


と書いてある。

でも全部逃げたのか亀の姿は無くて。


ほかにも名札はあるけどモノはいないっていうゲージが何個もあって

クジャクとかもあったと記憶してる。


ほんまにいたのかどうか知らんけど。

今思い出したらよくあんな施設が許されていたなと。

今もあれば大炎上かと思いますが、

残念ながら今はもう取り壊されて普通の家が建っています。

もう何十年ぶりに蘇った記憶で久しぶりに記事を書きました。


同時に思い出した

昔の保健所っていう暗黒話、

また気が向けば書こうと思います。
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